君も遂に中国へ行く気になったか!嬉しいね~~待ってたよ~~中国欢迎你!!!!
あー、でも今中国景気落ち込んでて都市部でも治安が終わり始めて来ているからな……素直に喜ぶべきかどうなのか……
「来てほしい」という気持ちと「こんな場所に来てはいけない」という葛藤がッ……!
まぁ別に観光地ならそこまでリスクは高くないから、安心して来てもらって全然いいよ!私が責任持ってアテンドするから!
……え?アテンドは不要?自分で旅したいから別にいいって?
………………
そっか……
まぁ確かにそうよな……でも残念!
普通の海外旅行気分で中国へ来ると……
ということで、今回は中華人民共和国の歩き方について解説します。
(最終更新日:2025年11月10日)
2025/11/10 更新内容:
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※この記事は中国本土旅行者向けの記事となっております。初心者向けに必要な情報をまとめているので、かなり長いです(約16,900語、読了時間約90分)。ご了承ください。
0 なぜ死ぬのか
極論死にはしないです(当たり前)。ただ、事前準備なしに中国へ来てしまうと、楽しい旅行は出来ないと思ってもらって構いません。最悪空港でずっと過ごす事になってしまいます。
では、なぜそのような事態に陥ってしまうのでしょう?
言語の問題?中国語をめっちゃ勉強する必要がある?確かに話せると有利にはなりますが、語学力は多分ほぼ関係ないです。
最大の原因は、中国がデジタル鎖国をしている故にデジタル化が進みすぎているからです。
みなさんご存知の通り、中国は社会主義国です。GFW(グレート・ファイヤーウォール、金盾)というインターネット検閲システムがあります。このシステムのせいで我々が普段使っているGoogle、LINE、Twitter、Facebook、PayPay、YouTubeなど、ありとあらゆるサービスが利用出来ません。代わりに、Baidu、WeChat、Weibo、RED、Alipay、bilibiliなどの国内サービスが充実しています。
さらに、中国では電子決済が異常に普及しているため、現金を使う場面は滅多にありません。しかもその電子決済は全て自国のサービス(WeChat、Alipay、UnionPayなど)です。クレジットカードもほぼ使えません。
このように、中国は全てを自国で完結させており、我々が暮らす西側とは完全に別世界です。なので台湾や香港へ行く気分で普通に中国に来てしまうと、確実に詰んでしまいます。
この記事ではみなさんが快適に中国国内を楽しめるよう、最低限の準備について案内します。
1 旅行の計画を立てよう!
旅に出る時、計画を立てますよね。
どういう目的で中国へ行くのか、中国のどこへ行くのか、何を見るのか、誰と行くのか、どれくらいの期間いるのか、予算はいくらかなど、予め決めておくべきことは少なくないはずです。
中国でのざつ旅は、初心者にはオススメ出来ません。何度か来て謎の国の理不尽さに慣れるまでは、計画を練って万全な状態で旅するようにしましょう。
特に、中国の観光地は予約必須の場所が非常に多いです。予約方法や販売開始時間を計画段階からよく調べておき、チケットの争奪戦に勝てるようにしておきましょう。
ツアーを利用すると、下記の手続きなどを旅行会社の方がやってくれるのでとても楽で快適かもしれませんが、個人的には縛られるのはあまり好きではないので全く使いません。あと高いし……
何か目的があって自分で旅程を立てる必要があるという方は一度この記事を読み進めてください。そうでない方でも、中国へ行く予定のある方は一読しておくと予習になると思います。
2 渡航の準備をしよう!
2.1 パスポートの発行
みなさんご存知の通り、日本国外へ出るにはパスポートが必要です。
また、中国へ入国するにはパスポートの有効期限が6ヶ月以上必要なため、事前に確認をしておきましょう。
パスポートの発行・更新については外務省ホームページを参照ください。
※お手持ちのパスポートが一般旅券ではない場合や、職種によっては中国へ入国が出来ない場合があります。ご注意ください。
2.2 航空券・ホテルの予約
パスポートを取得したら、航空券とホテルを予約しましょう。
上海浦東や北京首都といった大都市は直行便が数多く運航しています。それ以外の都市へ行く際は飛行機・高速鉄道の乗り継ぎが必要になる場合もあります。
また、2025年6月28日より、神戸・大阪と上海を結ぶ国際フェリー「鑑真号」が旅客輸送を5年ぶりに再開しました。
中国国内には外国人が宿泊出来ないホテルが多いため、必ず確認してから予約するようにしましょう。ただし「接待外賓」と書かれていても宿泊できない、宿泊中に追い出されるケースは多々あります。これは運です。
有名なチェーンホテル(华住会)などであれば外国人対応にも慣れており、問題なく泊まれるはずなので、慣れていない方はそういったホテルを選ぶようにしましょう。
ちなみに、中国のビジネスホテルは破格なので、2,500円ぐらい出せば朝食なし東横インレベルの宿に2泊出来ます。
2.3 ビザの発行
2026年12月31日24時(要するに来年末)まで30日以内の滞在の中国旅行にビザは不要ですが、滞在日数や渡航目的によってはビザが必要です。詳しい申請方法を知りたい方は下記サイトをご参照ください。
- 申請が不要な方
- ①永住者居留許可証・APECカードを持っている方、トランジット(G)
- ②30日以内に限り不要:商業・貿易(M)、観光(L)、親族訪問(Q)、交流・訪問(F)、随行訪問(S)
- 申請が必要な方
- ①31日以上滞在する方
- ②就労(Z)、留学(X)、高度人材(R)、乗務員(C)、記者(J)、外交・公務 目的で滞在する方
2.4 緊急時の備え
海外旅行保険への加入をおすすめします。クレカの自動付帯があると非常に便利ですよね。
また、外務省の海外安全情報サービス「たびれじ」に登録しておくことで、在外公館からの情報を受け取ることが出来ます。
2.5 入国の準備
2025年11月20日より、外国人入国カードのオンライン申告が可能となるようです。
どうやら上海虹橋空港では試験的に実施されていたようです。
「移民局12367」というアプリまたはミニプログラム上から、入国カード(外国人入境卡)に記載する情報を予め入力しておくことが出来るようです。
12月に一時帰国した際に、このオンライン申告を一度利用してから、詳細を記載したいと思います。
詳細は下記サイトをご参照ください。
2.6 帰国の準備
まだ行ってもいないのにもう帰国!?となる気持ちはわかりますが、復路の航空券の購入後にVisit Japan Webというサイトに情報を登録しておきましょう。帰国時の税関申告や検疫の際に二次元バーコード提示を求められます。
3 中国のインターネットに対応しよう!
3.1 旅行SIMまたは海外ローミングの設定
旅行SIMを購入、もしくは日本キャリアの海外ローミングの設定をすると、中国のネット検閲を回避出来ます!GoogleもLINEもTwitterも使い放題!!やったね!!!(ただし接続は不安定)
SIMフリーのスマホの方は旅行SIM、そうでない方は海外ローミングを使用するといいと思います。eSIM対応スマホの方はeSIMで契約しましょう!
3.1.1 電話番号つきの旅行SIM
実は、中国で様々なサービス(タクシー、デリバリー、観光施設の入館など)を利用するには中国国内の電話番号が必要です。しかし、電話番号の発行はハードルが高いうえ、たかが数日の旅行で契約をする気にはなれません。
そこで、中国の電話番号つきのSIMがAmazonなどで販売されていますが、
結論を言うとオススメ出来ません。
理由は単純に使えないからです。
知人が訪中した際に一度試しましたが、確かに電話やSMSの受信は出来るものの、多くのサービスで使い捨ての電話番号は使用出来ないとエラーが表示されました。IPが香港なのが関係しているのかな?というか詐欺では?
正直旅行程度なら電話番号は持ってても意味がないため、どうしてもという必要性を感じなければ購入は避けた方がいいでしょう。
- 上級者向けTips
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もし電話番号を取得したい場合は、China Unicom(中国联通)というキャリアが運営しているチョコSIMをご検討ください。こちらは短期契約という形なので利用出来るみたいですが、頻繁に往復しない限りは意味がないような気もします。
ですが、一人で旅行したいという方にはとても便利なサービスなので、私も次回帰国時に試してみようと思います。
3.1.2 データ通信のみの旅行SIM
SIMフリーのスマホを持っている方は旅行SIMを購入しましょう。Amazonでも色々売られていますが、私はChina Unicomの香港SIMをおすすめします。
さっきからUnicom Unicomって言ってますが、私はChina Unicomの回し者じゃないです……普段は別のキャリア(China Mobile、中国移动)を使ってるので……
中国行きの飛行機に乗る直前にスマホに挿入しましょう。着いたらすぐに繋がるようになります。もし繋がらない場合は、説明書に書かれているAPN設定を試してみてください。
3.1.3 海外ローミング
日本で使っているキャリアの海外ローミングを使用するのも十分有効です。
大手キャリアのページを載せておくので、詳細は各自でお調べください。
他にもレンタルWi-Fiなど様々なサービスがあると思いますが、私は使ったことがないため、もし利用したい方はご自身でお調べください。
3.1.4 VPN
旅行の場合、VPNの利用はオススメしません。
そもそも上記サービスを利用すればVPNは不要なので、購入するメリットが少ないのです。
ただし、中国国内でWi-Fi接続をすると、VPNを接続しない限り、中国国内のサービスしか利用出来ない状態になります。ご注意ください。
3.2 アプリのインストール
よーし日本のインターネットが開通したぞ!じゃあPayPayで支払うか~と言っても、もちろんそんなこと出来る訳がありません。残念ながら、あなたのスマホに中華製アプリをインストールしなければいけません……
個人情報が抜かれないか心配……?大丈夫です。中国政府はあなたのような小市民の情報なんか興味ありません。
とはいえ、当局と関係のない詐欺師たちもいっぱいいるので、個人のスマホに中華製アプリを入れるのは抵抗があります。
必要最低限のアプリだけでもなんとか旅行は出来るので、そのラインも含めてお伝えします。
- Androidのダウンロードリンクについて
- 公式サイトでapkファイルを提供しているアプリはapkファイルのダウンロードリンクを貼り付けています。Google Play上のアプリをインストールしても恐らく使用は出来ますが、基本的に国際版のため、中国国内では正常に動作しない可能性があります。
apkファイルのダウンロード方法については各自でお調べください。
※セキュリティソフトなどの設定により、ダウンロードが出来ない可能性があります。また、apkファイルからインストールしたアプリはアップデートが必要な場合があります。ご了承ください。
3.2.1 決済サービス
- Alipay(支付宝)
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いわゆる中国版PayPayです。これをインストールしない限り、中国での支払いはほぼ出来ないと捉えてもらっても構いません。
そもそも中国では法令により、全ての店が現金対応出来るように義務付けられていますが、同じように全ての店で電子決済が利用出来るため、現金の存在が忘れ去られているのです。
もし露店や小規模の店舗で現金支払いをしようというものなら、拒否されるかおつりが帰ってこない可能性がかなり高いです(特に外国人は舐められているため)。なので、確実に使える電子決済サービスを利用せざるを得ない状況です。
中国の決済サービスはWeChatPayとAlipayの2つが主流ですが、個人的にはAlipayの方が圧倒的に便利だと思っています。WeChatPayはあまり外国人旅行者には優しくないため、旅行のみで最低限の中華製アプリ以外は入れたくないという方はAlipayを優先して入れるようにしましょう。
ただし、Alipayでは決済出来ないお店などもごくごく稀にあるほか、WeChatでのみチケットを販売している観光地も多いため、訪中回数の多い方や一人で旅行する方はWeChatPayと併用することを強く強く推奨します。
個人的には誰かにアテンドしてもらう短期間の旅行であれば、Alipay内にもチャット機能などが備わっているため、WeChatをインストールする必要は全くないと考えています。
Alipayの場合、決済時に問題が起こる事(初回使用時にクレカの承認が下りない等)は度々ありますが、アカウント自体に大きな問題が起こるといった事は極希です。しかし、WeChatはアカウントをしばらく使っていないとアカウントを復元できなくなる可能性などがあるため、無闇矢鱈に入れるのは控えるべきだと考えています。
Alipayは手持ちのクレジットカードを紐づけて利用出来ます。利用手数料3%がかかりますが、200元未満の少額決済だと手数料が無料のため、各クレジットカード会社の海外事務手数料のみで済みます。
中国旅行ドットコム様のサイトにAlipayのアカウント登録からクレジットカードの紐づけ方法まで詳しく書かれているため、渡航前に全ての手続きをやっておきましょう。
3.2.2 地図アプリ
- Amap(高德地图)
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アリババ提供。リアルタイムで道路情報を反映するのでナビが優秀。オフラインマップのダウンロードも可能。2025年7月12日に多言語対応アップデートがされ、日本語にも対応しました。
- Baidu Maps(百度地图)
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百度提供。観光地やお店などスポットに強い。位置情報の共有なども出来る。
あなたに適したものをインストールしてください。
ちなみに私は普段Amapを使っていますが、スマートウォッチはBaiduしか対応してないのでBaiduを使ってます。使い心地はどちらも変わらないし気にならないです。中国語だけだと不安があるという方はAmapを使った方がいいかもしれません。
あとiOSユーザーは初期搭載の地図アプリが使えるそうです。私はAndroidなので詳しいことはわかりませんが、ナビの性能はイマイチなようです。当たり前ですがGoogleマップは使えません。
また、紙の地図の持込・購入・利用は控えてください。
3.2.3 チャットアプリ
- WeChat(微信)
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いわゆる中国版LINEです。他のサイトなどではこれも必須アプリに入っていますが、必ずしも必要というわけではありません。訪中回数の多い方や一人で旅行する方には必須ですが、決済サービスの項目で述べたように、誰かにアテンドをしてもらうという場合にはあまり推奨しません。
先ほどのサイトにWeChatPayの登録手順についても書かれているため、インストールする方は事前に手続きを済ませておきましょう。
3.2.4 旅行アプリ
- Trip.com(携程旅行)
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みなさんご存知の通りTrip.comは中国のサイトなので、中国旅行でホテルや飛行機、高速鉄道、観光地のチケットを取るとなると非常に便利です。
国際版
中国版
特に一人旅で複数都市を周る際や高速鉄道のチケットを取りたいという場合は絶対に入れておいた方がいいでしょう。
また、ホテルのWi-Fi接続にTrip.comのプログラムを利用しているところも少なくないため、長旅の際は入れておいて損はありません。ただし、ホテルのWi-FiはVPNを接続しない限り、中国国内のサービスしか利用出来ないので利用はオススメしません。
アプリは中国版しか使ったことがないので国際版との違いはよくわかりませんが、同じサイトなので価格などはどっちも同じです。
ちなみに、Alipayアプリ内からもTrip.comは使用出来ます。 - 上級者向けTips
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中国の高速鉄道(新幹線)の予約は全て国鉄公式の12306というシステムを利用しています。つまり、Trip.comが人力で12306にアクセスして代理購入をしているという形で成り立っているのです。中国国内の電話番号を持っている方や高速鉄道移動の多い方は12306を入れることをオススメします。
ちなみに12306もAlipay上に搭載されているためそこからチケットを購入することも可能ですが、車内サービスを受けるにはアプリかWeChatが必要になります。
3.2.5 デリバリーアプリ
- DIDI(滴滴出行)
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日本でも有名なDIDIの中国版アプリ。日本の国際版アプリだと使えないので要注意。
インストール後に実名認証を済ませると、緑色のシェアサイクル(青洁单车)とタクシーの配車・ライドシェアが使用できるようになります。

日本進出もしているDIDIの大きな特徴は、日本の電話番号でも登録が可能というところです。決済手段もクレジットカードに対応しているため、入れていて損はないと思います。
ただし、タクシーの配車やライドシェアをする際に運転手との通話やSMSが必要になることがあるため、国際電話が出来る電話番号で登録した方がいいでしょう。そもそも中国語会話の難易度がありますが……
- Meituan(美团)
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中国版Uberです。アカウントの登録自体は日本の電話番号でも可能です。
このアプリはチケットサイトの機能がついており、このサービスを通してチケットを販売している観光地も少なくないです。そのような施設に行く場合は、登録自体は事前に済ませておいた方が吉です。
中国の電話番号で登録後、実名認証をすると、黄色のシェアサイクル(美团单车)や配車、出前サービスや飲食店の割引も利用できます。
ちなみに、これらの配車・シェアサイクル・出前などのデリバリーサービスも全てAlipayに搭載されています。なので、あまりアプリをたくさん入れたくないという人はAlipay内で利用するといいでしょう。
(配車:高德打车、シェアサイクル:哈啰单车、出前:饿了么)
青いシェアサイクル(哈啰单车)はAlipayさえ使えれば実名認証だけで使うことが出来ます!非常に便利!
- シェアサイクルについて
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中国のシェアサイクルに「ステーション」という概念はありません。赤い駐輪禁止の場所以外ならどこでも乗り捨て可能です。(厳密にはオレンジの場所がステーションだが、それ以外の場所で乗り捨ててもいい)
なのでいたるところに自転車があります。この前は高速道路の路肩に止まっていました。意味不明ですね。
- シェアサイクルの乗り方
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専用アプリ不要で使える青いシェアサイクル(哈啰单车)を例に説明します。
まずAlipayを開き、ホーム画面上部の「移動(出行、Transport)」を押します。
そして上部のタブを「骑行(自転車)」まで移動、その後「扫码开锁(スキャンして解錠)」を押して、自転車についている二次元バーコードをスキャンすると解錠されます。
返却する際は、もう一度二次元バーコードをスキャンし、「我要还车(返却する)」を押し、画面の指示に従って支払いをします。
大体1.5元/15分程度なので、近距離の移動の際に非常にお得です。
他のアプリも「扫码开锁」→「我要还车」の流れは基本的に同じです。
中国の道路で運転するのは危ないと言われていますが、私の感覚だと自転車や電動バイクなら日本と変わらない気がします。日本と違い、二輪車専用レーンが広く普及しているため、制度的な面だけ見ると中国の方が安全と言えるかもしれません。
ただし、歩道には路駐がされており、二輪車専用レーンには減速を知らないデリバリー配達員と逆走する自動車が走っているため、歩行者も二輪車も自動車もみんな車道に出る羽目になるのです。危険ですね。
3.2.6 翻訳アプリ
空港や駅などの公共機関を除くと、英語はほぼ通じません。大体日本と同じですね。お馴染みの翻訳アプリ(Google翻訳、DeepL翻訳など)をダウンロードしておくととても便利です。ChatGPTやDeepseekなどの対話型AIを使用するのもいいかもしれません。
一応、中国国内で利用出来る翻訳アプリを紹介しておきます。
- Youdao(网易有道词典)
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通訳者や翻訳のプロも利用しているサービスです。ただし決して使い勝手が良いわけではないので、自分が使い慣れているものが一番いいと思います。
これまで紹介したアプリがあれば中国国内で快適な旅行が出来ますが、最低限Alipayと地図アプリさえダウンロードしておけば、悲惨な目に遭うことはないでしょう。
4 渡航前に確認しよう!
4.1 持ち物リスト
- パスポート・スマートフォン
- 絶対に忘れないようにしましょう。
- 現金
- 電子決済が使えなかった時の備えとして持っていた方が良いです。
人民元 400元(紙幣・貨幣合わせて)、日本円10,000円程度を持参していたら安心出来ます。念のため、財布にキャッシング可能なカードを入れておきましょう。
両替は渡航前に銀行もしくは空港でするか、現地到着後に空港でした方が良いと思います。中国国内の銀行では、中国銀行を除いて両替手続きは出来ません。 - セキュリティポーチ
- 海外渡航の際、パスポートや貴重品をなくさないように、セキュリティポーチは用意しておくべきです。
中国でも盗難はあります。貴重品は肌身離さず持つようにしましょう。スマートフォンをなくさないように、首から下げる紐とかもあったら便利だと思います。 - モバイルバッテリー
- 前述したように、高度なデジタル化が進んでいる中国においてスマートフォンは命とパスポートの次に大事です。
充電切れで使えないといったことが起こらないように、モバイルバッテリーは常に持ち歩くようにしましょう。
街中にレンタルバッテリーもありますが、実名認証が必要だったりデポジットを取られたりと旅行の際は面倒なので、日本から持ち込むか現地での購入をおすすめしています。 - 2025年6月28日以降、「3C認証」ロゴがないモバイルバッテリーの国内線機内持ち込みを禁止する措置が施行されました。

従来より、モバイルバッテリーの預入荷物での搭載は禁止されているところですが、この度、それに加えて、中国民航局は、6月28日から「3C認証」ロゴがない又は鮮明でないモバイルバッテリー、さらにはリコール対象となった型番のモバイルバッテリーを中国国内便の機内持込みを禁止する旨を発表しました。
これに伴い、国内線のチェックイン・保安検査時のバッテリー確認が厳格化しています。
国際線を利用する場合には、「3C認証」ロゴのないものであっても、モバイルバッテリーの機内持込みは引き続き可能とのことですが、現時点で国際線にも関わらずモバイルバッテリーを没収されたという事例も相次いで報告されています。
2024年8月以降、中国国内では「3C認証」ロゴのないモバイルバッテリーの販売が禁止されているため、現地到着後に購入するのが比較的安心かと思われますが、日本国内での使用に問題がある可能性があります。
(注:3C(CCC)とは、中国の強制製品認証(China Compulsory Certification)を指し、日本におけるPSEマークに相当します)- 印刷した重要な書類
- スマートフォンが利用出来ない際や、パスポートをなくしてしまった時の備えとして、写真やコピーを持っておくといざという時に助かります。
パスポートの顔写真・ビザのページ、その他渡航に関する証明書や重要書類は紙のバックアップも取っておきましょう。入国後は出入国スタンプのページの写真も撮っておくと安心です。
また、航空券やホテルの予約確認書も紙で用意しておいて損はありません。 - トイレットペーパー
- 中国のトイレにはトイレットペーパーが常設されていません。
普段使っているトイレットペーパーを自宅から持ち込むか、現地到着後すぐに買うようにしましょう。
また、基本的にトイレにトイレットペーパーは流せません。備え付けのゴミ箱に入れてください。 - トラベルセット など
- あとは基本的に日本国内旅行と同じです。
中国のホテルはかなりサービスが良いので、アメニティは大体揃っています。
しかし、変な安宿に泊まる事を好む方や寝台列車で移動する方は忘れないようにしましょう。
あと、中国にハンカチというものは存在しません。持っていくようにしましょう。
4.2 これまでの準備が整っているか確認
第2章から第4章の項目をもう一度確認して、前日までに全ての準備が整っているか確認しましょう!
5 入国しよう!
5.1 インターネットの接続確認
着陸後、飛行機を降りるまで少し時間があると思うので、その間にスマホがちゃんと中国の電波を拾えているか確認しておきましょう。空港によっては繋がりにくい場合があります。そんな時は焦らず、入国手続き後に空港内でゆっくり確認しましょう。
- もし繋がらない場合は?
- 空港にフリーWi-Fiがある場合はそれに接続して対処してください。ただし、空港内のWi-FiはVPNを接続しない限り、中国国内のサービスしか利用出来ないため、ご注意ください。
Wi-Fiがない(もしくはあるけど使えない)場合、日中だと空港内のSIM販売店が開いているはずです。すぐに駆け込んで旅行SIMが使えない旨を伝えましょう。もし持ち込んだSIMでどうにもならなかった場合は、諦めてそこでSIMを購入しましょう。
夜間便だと販売店が閉まっている可能性もあります。まずはホテルまで辿り着く事が最優先なので、空港グランドスタッフに助けを求め、事前に印刷した初日に泊まるホテルまで移動しましょう。到着後、ホテルのWi-Fiに接続して原因と解決策を調べましょう。
5.2 入国手続き
5.2.1 入国カードの記入
- 「2.5 入国の準備」セクションで上述したように、2025年11月20日より、外国人入国カードのオンライン申告制度が開始されました。
入国審査時に入国カード(外国人入境卡)を提出する必要があります。離陸前や飛行中にもらう場合もあります。もしもらえなくても、空港の記入台にカードがあるので、そこで記入例を見ながら記入しましょう。
※全て英語で記入推奨。漢字で書くと色々聞かれて面倒です。
5.2.2 指紋採取
記入台の近くに自動指紋採取器があるので、そこで指紋を採取しましょう。終わったら採取器から紙が出てくるので、取り忘れないようにしましょう。
5.2.3 入国審査
パスポートの顔写真のあるページに入国カード、指紋採取後に出てきた紙、航空券を挟んで審査官に渡します。顔写真の撮影も行うので、帽子とマスク、メガネは事前に取っておきましょう。
観光目的の場合、基本的に口頭での質問はないはずですが、もし何か質問された際は英語で答えても問題ありません。
英語が出来なくても、単語を連呼したり、事前に印刷した行程表などを見せればきっと大丈夫です。コミュニケーションは気合いです。
日帰りで中国へ来る際は、何のために来たのか聞かれるらしいです。ライブに参加する際はチケットや持参したオタク=グッズを審査官に見せて怪しい者ではないとアピールしましょう!
稀に、日本から出国する際に自動化ゲートを利用したことで出国スタンプが押されていないことを不審がる審査官がいるらしいです。その際は日本には自動化ゲートがあるという旨を伝えたら、止められることはありません。心配な方は出国時にスタンプを押してもらいましょう。
※一部ビザや居留許可は出国スタンプがないと入国できません。
ただし、中国国内へ入国する際は絶対に自動化ゲートを利用せず、入国スタンプを押してもらってください。
ここを通過した時点で滞在先の公安やホテルに「入国した」という情報が流れます。さすがですね。
5.2.4 税関申告・検疫
入国審査を通過後、預け荷物を取ったら基本は終了ですが、稀に申告するものがない場合でも、ランダムに安全検査を受けさせられる場合があります。空港職員から何か言われない限りは知らない顔をして人混みに紛れて到着ロビーへ向かいましょう。捕まっちゃったり、そもそも申告するものがある場合はきちんと申告して安全検査を受けましょう。
5.3 到着ロビーでの注意点
お疲れ様です!これであなたは晴れて中国へ入国しました!中国欢迎你!!
私がアテンドする場合は基本到着ロビーの分かりやすい位置にいるようにしてるので、頑張って探してください。
ですが、一人だとホテルにチェックインするまでは油断禁物です。
空港の外に出るまでは誰かに話しかけられても絶対に無視してください。
たとえ日本語で話しかけられても、空港スタッフを名乗る人物に話しかけられても絶対に相手にしてはいけません。ネットが繋がらない・急病などの緊急時を除いて、空港内にいる人物には話しかけないようにしてください。
誰かのアテンドがつかないのなら、空港内にあなたを知っている人や善意を持っている人なんかいません。話しかけてくる人は全員不審者です。
※もちろん物を買う時やご飯を食べる時は店員とお話しても大丈夫。
5.4 支払いが問題なく出来るか確認
ネットに接続出来ていることが確認出来たら、自動販売機やコンビニで水やお菓子を買ってみて問題なく電子決済が出来るか試してみましょう。
AlipayやWeChatPayなどのバーコード決済で支払う方法は2通りあります。
ここではAlipayを例に説明しますが、WeChatPayも基本的に同じUIなので問題ありません。

- 自分が相手の二次元バーコードを読み取る
-
相手が二次元バーコードを指しながら「扫码付款(sǎo mǎ fù kuǎn)」と言ってきた場合や、自動販売機などで物を買う際は相手の二次元バーコードを自分が読み取ります。Alipayホーム上部の「扫一扫(スキャン、Scan)」を押して二次元バーコードを読み取り、価格を入力して支払います。丸で囲まれているところを押すと、どのカードから支払うか選べます。
最近はNFCタッチ決済(碰一碰支付)に対応している店舗も増えています。
食事をする際は二次元バーコードを読み取って注文(扫码点餐(sǎo mǎ diǎn cān))→そのまま支払いというところが非常に多いです。Wi-Fiを設置してくれているところもいっぱいあるので、通信環境が悪い場所でも安心ですね。
- 相手が自分の二次元バーコードを読み取る
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相手がスマホやバーコードリーダーを持ちながら「我扫你(wǒ sǎo nǐ)」と言ってきた場合は自分の二次元バーコードを相手に読ませます。Alipayホーム上部の「收付款(支払い+入金、Pay)」を押して、画面にバーコードを表示させてください。丸で囲まれているところを押すと、どのカードから支払うか選べます。

- もし決済出来ない場合は?
-
ひとまず手持ちの現金でなんとか乗り越えましょう。空港内のお店や公共交通機関はしっかり現金対応しているので、大丈夫なはずです。
人民元の手持ちが少ない場合は、ATMのキャッシングなどで現金が引き出せるか試してみてください。もし日本円の手持ちがある場合は両替して対応してください。
決済できない原因として考えられるもの
5.5 公共交通機関を使う
おめでとうございます。支払いも問題なく出来たら空港から脱出しましょう。この節では近距離移動の公共交通機関について解説します。
5.5.1 地下鉄・バス
地下鉄(地铁)やバス(公交)に乗る際もAlipayを利用します。WeChatPayにも同じ機能はありますが、外国人は利用できません。
ホーム画面上部の「移動(出行、Transport)」タブから交通カード受け取って乗降車専用二次元バーコードを表示させます。


市ごとに交通カードが異なるため、複数都市を跨ぐ時は事前に受け取っておくようにしましょう。
Alipay上で交通カードを提供していない都市の地下鉄は自動券売機できっぷを購入しましょう。電子決済はもちろん、現金に対応している機器もあります。

さらに、北京・上海の地下鉄はクレジットカードのタッチ決済で乗車することが出来ます。事前にカードで少額決済時に暗証番号を求められないように設定しておきましょう。

また、全国の地下鉄・バスで利用出来る外国人向けの物理カード「BEIJING PASS」「SHANGHAI PASS」も購入可能です。大都市は便利ですね~。
注意事項として、中国の地下鉄は全て保安検査があります。食べ物や飲み物、傘は手に持ったままでも大丈夫ですが、カバンなどの荷物はベルトコンベアに載せましょう。あと帽子は脱ぎましょう。

バスに乗る際は、市内だと保安検査はありません。長距離バスなどでは受ける必要があります。
上記決済手段が使えない場合に備えて細かい現金を用意しておきましょう。
都市によりますが、地下鉄・バス共に運賃は大体2元~5元です。
- 注意:スマートフォンでのタッチ決済
- Apple Walletで中国本土の交通系ICカードが登録可能なようですが、チャージするには銀聯(Union Pay)カードが必要なようです。また、日本国内で販売されているAndroidスマートフォンでは中華メーカーであっても利用できません。
5.5.2 タクシー
深夜便で到着した際などはタクシーを呼ぶ必要があると思います。空港内には声をかけてくる白タクが旅行者よりいっぱいいますが、よほどのことがない限り乗らないようにしましょう。しつこく勧誘しても無視すべきです。
あと、道端のタクシーも高いのであまりオススメしません。天津市内だと初乗り11元(3km)、以降2.5元/kmです。
どうしてもDIDIで捕まらない時以外は乗りません。でもたまに、DIDIでこのタクシーが来る時があります。
そもそも中国でタクシーは呼ぶものです。「打车」といいます。
今のところ、日本の電話番号でちゃんと使えるのはDIDIぐらいです。
DIDIでタクシーを呼ぶ手順は下記の通りです。基本的な中国語会話能力が必要な場面があります。
- 1. アプリを開き、現在地(乗車位置)と目的地を入力します
-
地図上の緑色の地点が乗車位置です。ここ以外に設定すると運転手に呼び出されることがあります。

駅や空港ではタクシーの乗車位置が指定されていることがあります(上网约车点)。
実際の上网约车点を参考にアプリ上でも探してみましょう。

- 2. 車種を選び、タクシーを呼びます
-
最初は安いものから選ぶといいでしょう。拼车は乗合なので、他人と乗るのが嫌という方はそれ以外のタクシーを選びましょう。
安いタクシーがなかなか捕まらない時は、後から車種を追加することが出来ます。
- 3. しばらく待つと運転手が見つかります
-
画面にナンバープレート、車種、車体の色が表示されます。距離が近くなったらどこにいるか探しましょう。
この時、高確率でタクシーの運転手から電話がかかってきます。大体「○○の前に来た」とかそういった内容なので、ビビらず頑張ってコミュニケーションを取って落ち合ってください。
- 4. 乗車します
-
タクシーを見つけたら乗車します。乗車した後、本人確認のため、電話番号の下4桁を運転手に伝えてください。乗車前に練習しておきましょう。
0 líng 5 wǔ 1 yāo 6 liù 2 èr 7 qī 3 sān 8 bā 4 sì 9 jiǔ - 5. 目的地に到着後、運賃を支払います
-
画面に運賃が表示されるので、その金額を支払います。
長距離の際は高速代などを別で請求されることがあります。運転手に直接支払いましょう。
タクシーを使う際の注意点として、なるべく日本語で話さないようにしましょう。
私は一度も出会ったことはありませんが、どうやら日本人お断りの運転手もいるようです。バレてしまったら降ろされるそうなので、大人しくしときましょう。
6 もうこれで死なずにすむ
6.1 覚えておくと便利な中国語
- 你好(nǐ hǎo)
-
店員を呼ぶときなど、人に話しかける際に便利です。
- 谢谢(xiè xiè)
-
感謝を忘れないようにしましょう。
- 拜拜(bài bài)
-
別れ際に使いましょう。
- 卫生间在哪里(wèi shēng jiān zài nǎ lǐ)
-
トイレはどこですか?
- 我要(wǒ yào)~
-
なにかほしい時に頭につけましょう。
- 这个(zhè gè)
-
これ。指をさしながら使いましょう。
- 那个(nà gè)
-
あれ。遠くのものを指しましょう。
- 什么意思(shén me yì sī)
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意味が分からない時に使いましょう。
- 能不能帮我(néng bù néng bāng wǒ)
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手伝ってほしい時に使いましょう。
- 那我怎么办呢(nà wǒ zěn me bàn ne)
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どうしようもない時に言い放ちましょう。
あとは翻訳機に託しましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございます。お疲れ様でした。これでもうあなたは中国で死ぬことはありません。心配無用です。
最近は様々なコンテンツのライブやファンミーティングが上海・広州・北京などで行われるようになり、中国遠征するオタクも増えてきました。オタクくんはまぁ事前に色々調べてくるから大丈夫でしょうが、どうしても現地のオタクの協力を得ないと難しい場面も多々あります。そのような時に現地のファンとコネクションを持っておくと非常に便利です。
そういえばこの記事ってアイマスの偉い人たちにも読まれたそうです。一プロデューサーとして、参考にしていただけたようで大変嬉しく思います。ありがとうございます。今後も中国でのライブをよろしくお願いいたします。
様々な人に中国に来てほしいと本気で思っているため、中国でも気軽に旅行・遠征が出来るようフォローさせていただいています。都合が合えばアテンドも可能なので、いつでも気軽にご相談ください。
また、旅行中にトラブルが発生したり、何か困ったことがあったらいつでも連絡いただければ可能な限りサポートいたします。
その他ご質問などございましたら、Twitterまでお願いします。
それでは、快適な旅をお楽しみください!祝你旅途愉快!!
